"お売りください"という看板を"買取センター"に
2010年 06月 22日
ブックオフコーポレーション株式会社、古本販売チェーン"ブックオフ"(BOOK OFF)を展開する企業。新古書店の先駆者的な存在として、巨大産業である。 ハードオフ(HARD OFF)やTSUTAYA(レンタルチェーン)などのフランチャイジー(加盟店)もある。子会社の新刊書店、青山ブックセンターにも展開する。 それまでは、本古書店の形態のうち破る"新古書店"と呼ばれる新しい古本屋の形を作り上げた。店内はコンビニエンスストアのような照明として店舗面積を広げる取り、また商品のにおいを抜くための対策を立て、古本業界ではタブーだった立ち読みも可能だった。これが受け入れられないチェーンが爆発的に全国に拡散した。 しかし、2007年頃から、店舗数の拡大、飽和状態にあり、既存店前年比も落ち込みが報告されている。設立当初は参加に消極的だったブックオフオンラインやイーブックオフなどのWebショップも、現在積極的に展開している。創業地である神奈川県相模原市では、本社ビルに隣接する古淵駅前店のそばで、近くの店舗淵野辺駅前店と相模原陽光台店が続々と閉店するなど、方向転換を図っている。 また、古書店の店舗などの伝統的なよく書かれている"本買います"という言葉は、販売員がお客様より高い立場から話しているという点で、販売員がお客様の下の立場からお願いする口調の"本お売りください"したことが成功の要因だと言っている。この"お売りください"というキャッチコピーは、創業当時のパートタイムだった現会長の橋本真由美が考案したもので、現在では各地のブックオフとは無縁の古本屋で使用されている。しかし、顧客への訴求効果が薄れてきたため、2005年頃から、店舗改装をきっかけに、"お売りください"という看板を"買取センター"の順番に変わっている。
by elavate | 2010-06-22 11:05